SSブログ

女優、多くね? [日々のこと]


image-20180105040447.png

あけましておめでとうございます。すっかりブログの更新をサボってる間に年を越してしまいましたm(_ _)m

本年もどうか、よろしくお願いいたします。


満月動物園の今年最初は1/21の『グリーフタイム×演劇×仏教』でございます。

ステージとしては、『グリーフタイム×演劇×仏教』の中の「悲しみのための装置2018」を上演します。

そもそも、『グリーフタイム×演劇×仏教』という全体プログラム自体が、ボクの発案による企画でして、もう、全部観てほしい気持ちでいっぱいです。

上演作品としては「悲しみのための装置2018」ということになりますが、出演者は女優16人×僧侶という構成でございます。


正月ボケらしく脱線して参りますと、満月動物園作品といいますと、女優芝居が多いというかほとんどです。

なんでこんなに女優さんばっかなんだって話ですが、それなりに起源がありまして、旗上げ時に遡ります。

旗上げ前にプロデュース公演とかしてた頃は、どちらかと言うと男優さんメインの脚本を書いてまして、女性の役が平板なんてダメ出しをいただいて悩んだりしてました。

色々タイミング的に、劇団として旗上げするとなった段で、じゃあ一緒にと言ってくださった役者さんが7人。ウチ6人が女優さんで、男優さんは1人だけという状況でした。

女性を描くのに苦手意識がありましたので、頭を抱えたのですが、一緒にやりたいと言ってもらった以上、応えなくては男じゃねぇと(なんかおかしい)、一念発起しまして、女性をメインに描いた旗上げ公演作品が『お父さんはなんにも知らない』という作品でした。

まぁ、劇団員の女性たちに「トイレの洗面所での女性同士での会話」を聞いてふんふんとメモったり、なんかよく分からない努力をして書いた脚本でした。他にもたくさん聞いたはずなんですが「トイレの洗面所での会話」だけなんか印象に残ってます。(シチュエーションだけで内容は忘れました)

そう言えば、『遭難して、時間がたって救助されたとすると、女性が一番に心配するのは「マユ毛」である』というのも、この頃に学んだ気がします。学んだという表現もどうかと思いますが、旗上げメンバーの河上と原のエチュードで学びました。

で、旗上げの『お父さんはなんにも知らない』が、そこそこ評判良くて、なんとなく苦手意識は払拭されていく訳ですが、そうこうしているウチに、自分が男性を描くときに、「カッコよく」「男らしく」なんなら「漢」で描こうとしていることに気がついてしまいます。

結果的には、こっちの方が根深い病でした。女性の登場人物は「人間」なんですが、男性の登場人物はどこかしら「ヒーロー」みたいになってる。

自然、脚本で描きたい世界観は女性の登場人物に乗せていくようになりまして、それでも、十五夜『ツキノアバラ』くらいまでは男女比がそう偏ることもなかったのですが、思い切って「ほとんど女優」な作品として描いたのが、『ツキカゲノモリ』という作品の初演でした。

いや、それがすごくしっくりきまして。

それから、男優1〜2人+女優5〜8というスタイルが定着していきました。完全に女優だけで書いたのは、今のところ一人芝居をのぞけば『ヤミウルワシ』という女優3人芝居の作品だけです。いや、そう言えば『崖をわたる』と、河上と一瀬さんとの作品も二人芝居だけど女優だけだな。

で、今回、女優さんのみ16人ですわ。

調子乗ったらあかんいうことです。16人の女性に囲まれて居心地のワルイことと言ったら。8人くらいにすれば良かった。。。いやいや、作品的には16人でベスト! ボクの稽古場での居心地のために芝居やってんとちゃうし!

いや、ほんと本番は楽しみなんです! かなりベストな布陣です。自信あります。

ただちょっと、稽古のあとの飲み会で戸惑ったってだけです。

そういう訳で、満月動物園の作品が女優芝居ばっかりなのは作品つくる上で「しっくりくるから」という、分かったような分からないようなお話でした。


ほんとは、ちょっぴりだけ「仁義なき戦い」みたいなのとか、戦直後の政界モノとか、新撰組とか、男くさいのもやってみたくはあるんですが、いつかやれるかなぁ。。。女優さんたちとつくりたいモノもてんこ盛りで、そこまでたどり着けるかどうか。

まぁ、心の根っこの方でやりたい気持ちが種火くらいに燃え続けてるせいで、心の中の「ヒーロー」にどんなキャスティングすればええのかと。若い頃の小林旭連れてこいー! みたいなコジらせ方になってるところもあって、実現は遥か彼方。

いや、今の小林旭さんでもいいんですけどね。満月動物園の女優で取り囲んで芝居つくりますとも。

なんの話や。


とかとか、女優さん16人だけとか、半分近く初めましての方だとか、微妙に自分的な挑戦も折り込みつつ、2018年はスタートを切ろうとしております。

どうか、本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m


スポンサードリンク
Copyright © ネムリノソコ All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。